2025年度 第55期理事長所信
一般社団法人各務原青年会議所 第 55 期理事長所信
理事長 亀山 太志
【はじめに】
私の人生は JC に出会って急激に加速した。そして大きく広がった。
私は、入会する際に社業の発展を目的とし、各務原青年会議所の門を叩いた。入会の目的はメンバー様々だが、私は入会当初は社業の発展以外に興味は無かった。尊敬していた知り合いの方々が JC に入会し、多くの経験を積まれていたのを見て、入会しようと思い、縁合ってたまたま各務原青年会議所に入会したにすぎなかった。
入会後、JC 生活が私の想像よりも大きく加速した。入会当初は JC というものを知る為に、負担が無いよう参加する事に重きを置いていた。紹介者には2年間は役を受ける事や、出向はしないと話していた。しかし、入会3か月の月日が経った後、転機が待っていた。右も左もわからない中、岐阜ブロック協議会の役員という大役の話をいただいた。自分では務まるだろうか、周りに迷惑をかけないだろうか、色々な事を考えたが志の高いメンバーの「共に活動しよう」という言葉に突き動かされた。役職を全うし1年が経とうとした頃、JC の面白さや魅力を感じられるようになっていった。今思えばこの機会を逃していたら、今の私はどんな JC 生活を送っていたのだろうと思う。成長の機会、人との縁、様々な物を手に出来ていなかったと思う。自分の期待値を超える物をこの JC は手に出来ると私は感じている。しかしながら誰かが与えてくれるわけではない。JC って年会費を払って在籍しているだけでは何も手に入れられない、奥深い団体であると関わればより深く思う。
今は各務原青年会議所に入会してよかったと感謝している。この各務原の地で社業を行い関わった、まちや人、LOM やメンバーの為に貢献し還元したいと考える。
だからこそ、地域社会の課題や LOM の課題に取り組み実行する事をここに宣言する。
【JC の本分と組織在り方】
我々JC は、地域社会や企業の真のリーダーとなる事を志し、三信条を下に、自ら「修練」し、地域社会に「奉仕」し、仲間と共に互いを磨き合いながら「友情」を育む事が出来る組織である。
しかし、現在の LOM の運営、組織編制、他力本願の姿勢、挑戦意欲、共に活動し地域社会の課題解決を達成する以前に、メンバーひとりひとりの姿勢や資質が問われていると感じる。その根本には、自分がやらなくても誰かがやってくれる、自分はそこまでの情熱が持てないなど出来ない理由付けをしてしまっている現状がある。また、組織運営においても例年代り映えのないメンバーで役職を回し、新たな世代へとバトンが繋げていない。役職を受ける事で生まれる責任感や成長の機会がある事をしっかりと伝えていき、組織内を循環する必要がある。
メンバーひとりひとりが自主的に実行する力を養い、経験の中で成功体験を積む事や役を成し遂げる達成感を得る事が出来る。また仲間と共に切磋琢磨する中で、魅力ある組織を形成する事が出来る。その結果、組織の行く末を考え行動していく人財が育つと考える。魅力ある組織となる事で、更なる可能性に満ちた運動を行う事が出来るようになり、共に成長し合う中でまちに還元しながら、明るい豊かな社会の実現の為に実行する事が出来る。
【組織一丸の会員拡大】
地域社会を牽引するリーダーの輩出をし続ける組織である為には、会員拡大は必要不可欠である。全国的にも会員減少は大きな問題となっており、会員減少は各務原青年会議所にとっても急務課題である。
この原因の一因として、会員の定着率の低下が挙げられる。新入会員が増加しても教育体制が整っていない為、早々に気持ちが離れていってしまうメンバーを多く見かける。本来であれば、会員拡大に付随して、会員のモチベーションを高く維持できるようにフォローする必要がある。また会員拡大を行う者が例年担当する者だけになってしまい、中々成果を出せない現状がある。メンバーの得意分野を生かし、メンバー全員で関わって行う事により、組織一丸の会員拡大を行う必要がある。
本年度は、メンバー全員で結果にこだわっていく。まずはメンバー全員が会員拡大に対する意識を向上させ、会員拡大運動を展開し実行に移していく。そしてより強固な組織であり続ける為に会員の定着にも目を向けた教育体制の構築にも取り組んでいく。仲間が増える事により大きく困難な地域課題を解決する為の運動を展開出来るようになる事で、一人でも多くの地域社会を牽引するリーダー育成と輩出を行う事が出来る為、信念を持って会員拡大を実行する。
【経済人による人財育成】
我々は青年経済人の団体であり、経済活動から多くの経験を積み人財育成の観点で地域に貢献し還元が出来ると考える。近年、我々世代から下の世代が社会に対し夢を見るよりも現実を見て悟っている世代であると言われている現状がある。社会情勢もめまぐるしく変化する中で昔と違い、いい大学を出て大きい企業に就職すれば安定し安泰であるという時代では無くなっている。何を学び自身の進む将来設計や働く中で自身の生活や将来を切り開く力が必要になっていると考える。
その為には、経済人である我々の経験や体験の中からより今の時代に合っている学びの機会を今後のまちの担い手に経験、体験してもらう事で気付きのきっかけを提供していく必要がある。これからの未来を生きる力を養い、時代に適した知識や力を身に着ける教育が数年、数十年後に、まちに還ってくると確信している。若き新たなリーダーの輩出こそ JCだから出来る運動ではないかと思う。
自身の人生の中で様々な選択を迫られる中で、将来を切り開く事の出来る人財の育成を実行する。
【経済人によるまちづくり】
各務原市は県内の中でも産業や観光資源、交通の利便性など多角的観点で見ても非常に恵まれている地域である。まちの財政状況も過疎化や主だった産業が無い地域と比較すると苦しい状況下ではない。
しかしながら人口流出などは無いものの、高齢者が増えて若い世代が減少している事がある。今後、高齢化がさらに加速していく中で、若い世代の人口減少がさらに加速すると少ない若い世代で多くの高齢者を支えていかなければならない状況となる。恵まれているまちである事を市民に周知し、I ターンや U ターンでの人口増加や住みやすいまちである事を県内外にアピールする事で若い世代の人口増加に繋がると考える。だからこそ、まちの未来に繋がるまちづくりを実施する事で活性化し、課題の解決を行う必要がある。
そして若い世代の人口が増える中で、新たなまちの担い手が共に JC 運動を展開する事が出来る。まちの未来を担う我々経済人だからこその視点から運動を実行していく。
【結びに】
社会情勢や価値観が変わろうとも JC の本質は変わらないと考える。挑戦する機会の提供、高め合える仲間との出会い、自身の可能性を広げ急激に加速させ成長できる場所。それが JCである。そして JC の魅力は年齢制限がある事。何があろうと 40 歳という年齢で全てのJaycee は卒業を迎える。卒業があるからこそ全力で走り抜ける事が出来るし、卒業があるからこそ常に新たな人財が必要となり、新たな組織を作るからこそ次代を担うリーダーの発掘と育成が不可欠である。時代の変化に対応しながら半世紀以上、各務原の地で守り繋いできた想いを継承し、縁合って同じ時を同じ組織で活動できるメンバーと共に、明るい豊かな社会を実現の為、実行していく。
【基本方針】
組織改革及び合理的組織運営の確立
会員拡大運動の展開
次代のリーダー発掘と育成
まちへの還元
実行からの人間力向上